

ウィークリーマンションを京都に借りている。本当の家も京都にある。しかもそれほど遠くない場所にだ。それなのになぜウィークリーマンションを借りているのかと不思議に思うかもしれないが、今は本来の自分の家に住むことができない事情があるのだ。家の家財道具のほとんどはレンタル倉庫に預けてある。そして身の回りのものだけを持ってここに来ているのだ。だからここで暮らせるように引っ越してくるのは、とても簡単だった。
ウィークリーマンションを京都に借りて住んでいるのがすぐ近くの住人、おかしな話なようで実は全然おかしくないのだ。何て言ったって本来の自分の家は建て替え中で住むことができないからだ。築35年だった我が家を建て替えることが決まって最初に心配したのは、建て替え中の自分達の住まいだった。我が家は四人家族で、私の職場は京都市内、娘二人も市内の学校に通っている。妻は近所でパートタイマーとして働いており、家族全員拠点を京都市内に持つ必要があった。
ウィークリーマンションを京都に借りて住むことを決断した一番の理由は、やはり引越の手間が大きく省けるところだろうか。普通のマンションやアパートを借りることも考えたのだが、それなりに家財道具を運び込んで生活できるようにしなければならい。しかしウィークリーマンションなら生活に必要な基本的な家財道具、例えば冷蔵庫や洗濯機、エアコン、テレビ、寝具、テーブルなどが揃っているので、自分たちの着替えなどの身の回りの物さえ持って行けば、すぐに今までどおりの生活をすることが可能なのだ。
ウィークリーマンションを京都に借りて住むことができたおかげで、家の建て替えという我が家の一大事も無事に乗り切ることができそうである。しかもほとんどそれまでの生活と変わらない生活を送りながら過ごすことができるというのがいい。新しい家が完成したら、倉庫から荷物を運び出せば良いのだ。
ウィークリーマンションを京都に借りようと思い立った時に、ふとウィークリーマンションにファミリータイプがあるのか心配になった。なぜならそれまでウィークリーマンションと言えば、サラリーマンが出張などで利用する家財道具付きのワンルームという印象だったからだ。しかし大丈夫、ちゃんとファミリー向けの部屋があった。